CS-TBS - 番組審議会議事録


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■番組審議会議事録

第34回番組審議会  2025年1月28日(火)

議題

・ 番組審議
「箭内道彦60年記念企画 風とロック さいしょでさいごのスーパーアリーナ“FURUSATO”〜永遠じゃない。だからこんなに愛おしい〜」(24年7月7日TBSチャンネル1にて放送)

サンボマスター・乃木坂46・MAN WITH A MISSION・BRAHMAN・ACIDMAN・さだまさし・怒髪天・GLAY etc.出演
2日間・4公演で行われた対バン形式のこのイベントの模様を編集。
ライブをより楽しんでもらうためのドキュメンタリーパート約1時間、ライブパート約4時間半の大型特番となりました。
今回は、そのドキュメンタリーパートの番組について審議いただきました。

制作から

クリエイティブディレクター箭内道彦さんのさいたまスーパーアリーナにて2024年3月30日、31日と2日わたり行われたイベントを放送させていただきました。色々とお話を伺い、箭内さんが「風とロック社」を立ち上げた頃から、3.11を経て、今に至るまでのYouTubeでしか使われていなかった大量の映像を箭内さん監修のもと再構成して、単なるコンサート映像ではなく、あの場所で、なんでああいうことが行われたか、箭内さんはどういう人かの紹介をライブ前の導入として放送。ナレーションには、箭内さん制作の「FIND MY TOKYO」東京メトロCMシリーズ出演の女優・石原さとみさんに担当していただきました。

出席者(敬称略)

委員長 伊藤洋一
委員 萩原健太 小松成美 残間里江子 高城剛 渡邊久哲 砂川浩慶
局側出席者      CS-TBS 長尾代表取締役社長、安田取締役、古閑取締役、秋田取締役
TBSテレビ 藤原麻知 大谷慎一郎

委員の主な発言

ローカルと中央との関係。日本を襲った大震災。それに絡んで福島が嫌いから大好きまでいく出演していた人の気持ちの持ちよう。感情とか、思いとか、熱意とかが前に出ていって、ローカライズされてとてもいい番組だった。
自分のクリエイターとしての活動みたいなものを丸ごと一つの大きなものと捉えて、その中で資金をコントロールしながら、いろんなところで大きな動きに繋げていくということをやっていた。どういう仕組みで、出来るのかを垣間見ることができた。
放射能が怖くて入れないようなところに入ってライブをスタートし、それを13年、14年も継続している。テレビ出演、CD販売、ダウンロードやYouTube配信とは対極にあるフェスにエネルギーを投じるのはアーティストの一つの在り様なのか。箭内さんという60年の人生とふるさと福島と合わせて、あそこにしかあり得ないコンテンツになっていた。
熱い、地上波でもBSでも最近の番組にない新鮮な感じがした。FURUSATO、福島に対する複雑な思いを語っていてよかった。単なるライブのダイジェストでなくて、背景の色々な人の思いとか、基金とかが動いて出来た番組だと感じた。過去映像も豊富で、福島を軸にどうしてこういうセッションになったのかが、コンパクトに盛り込まれていて、違和感がなく60分見れた。

以上